いのちつなぐ

 危機に瀕した動植物「ミカワシオガマ」

ミカワシオガマ

 ミカワと名がついているように愛知県三河地方が発見地で、他に岐阜県東濃地方でも見られるが、世界でもこれらの場所だけが自生地である。シオガマの仲間は高山植物に多いが、これは低山帯の湿地に生える。氷河期を乗り越え、独自の場所を確保して進化してきた。いかにも春らしい鮮やかなピンク色の花だが、秋に咲く。シラタマホシクサと一緒に咲く姿は、カスミソウとコスモスのブーケのようでうっとり見とれる。栄養の乏しい湿地に自生するが、湿地自体が環境の変化する途中の姿である上に、開発等の影響を受けやすいために失われやすい。

写真家 山博好

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