いのちつなぐ

危機に瀕した動植物「ヘビノボラズ」

ヘビノボラズ

 4月頃には6枚花びらの黄色い花を咲かせ、10月頃には真っ赤な実をつけて非常にかわいらしいが、あまり目立たない。名前の理由は枝に鋭い3本のとげがあり、ヘビさえも登れないという意味だ。どちらかというと、このとげの角度から物理学の「フレミングの法則」を思い出して、逃げ出すのは理系嫌いのほうか。自生地の湧水湿地は開発されやすく、周辺の開発でも湿地の水が枯れやすいので、絶滅に追いやられやすい状況にある。世界でも日本にしか自生しないが、東海地方の栄養の少ない湧水湿地内ではよく見られる不思議な植物だ。

写真家 山博好

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