いのちつなぐ

危機に瀕した動植物「ナベヅル」

ナベヅル

 同じツルの仲間でもよく知られるタンチョウより小型な体長1mほどの渡り鳥で、世界中で1万羽ほどと言われる。シベリアの湿地で繁殖し、日本、朝鮮半島、中国東部など限られた場所で越冬する。世界中の約9割が日本に来るらしく、しかもそのほとんどが鹿児島県出水市に集中して越冬する。地元住民らの餌やりなどの努力により増えたものの、1カ所に集中していると、鳥インフルエンザなど感染症が流行すれば全個体に伝染して全滅しかねない心配がある。そのため、今ではナベヅルの模型を置いて他の地へ呼び寄せ、越冬地を分散させようという試みがなされている。

写真家 山博好

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