いのちつなぐ

危機に瀕した動植物「ライチョウ」

ライチョウ

   ライチョウという冷涼な高山帯にしか暮らせない鳥がいる。人間に襲われることがなかったから警戒心がなく、登山で間近に出会うことがある。ところが最近はなかなか見られなくなっている。急激に数が減っているのだ。地球温暖化で高山帯ですら気温が上がり、彼らの住みやすい涼しい場所が少なくなってきた。さらには山麓で過密になったシカやサルが、今度は標高3000メートルの高山帯までエサを求めて登ってきた。ライチョウのエサが不足するほどに、彼らは高山植物を食い荒らしている。6月頃の雪融けまで、冬を乗り切るために雪のように白い羽毛で寒さに耐えて生きている。

写真家 髙山 博好

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