インタビュー

名古屋オーシャンズ選手/フットサル日本代表 森岡 薫さん

人生を変えたフットサルとの出会い 粘り強く挑戦すれば不可能はない

 雑誌の個人参加の広告を見たのが、フットサルを始めたきっかけでした。だんだん覚えていくうちに、その魅力にはまって、いつかはプロになろうと思うようになりました。Fリーグの発足に合わせて名古屋に来て9年目。名古屋の生活にも慣れましたし、僕らを後押ししてくれる地元の力が大きいと感じています。

家族への思いがモチベーションに

 僕の少年時代は裕福ではなかったので、けっこう苦労して生活してきました。自分の子どもたちにはそんな経験はさせたくない。それが今の自分のモチベーションになっています。練習で気持ちが切れてしまいそうになることもありますが、そんな時、家族への思いが支えになっています。もちろん、フットサルへの思いは強いし、常にトップに立つためには、大好きでなくては続かないと思います。

 僕は子どものころはやんちゃで、親やいろんな人に迷惑をかけていました。父の仕事で12歳の時にペルーから日本に来て、21歳の時に出会ったフットサルが、僕の人生を大きく変えてくれました。

3度目の帰化申請が認められ日本代表に

 僕は、一つ一つの目標を夢にしてきました。まずプロのフットサル選手になること。次は優勝すること。そして、ワールドカップに出場すること。日本への帰化を2度断られ、ワールドカップへの出場もあきらめかけていましたが、3度目に申請したら、2012年のワールドカップの1ヶ月半前に許可がおりました。こうした自分の経験から、しつこく、粘り強く挑戦すれば、不可能はない、と感じるようになりました。

 今は、子どもたちにとっての選択肢が増えています。何かをあきらめて次にという子どもたちが増えると思うけれど、実際にやりたいことは最初に考えていたことだと思うので、簡単にあきらめないで、最後まで挑戦してほしいと思います。

日本には夢を現実にする達成力がある

 僕の今の夢は、2016年にコロンビアで行われる次のワールドカップに出ることです。

 その頃は37歳ですが、さらに進化していたいですね。日本には、夢を現実にするという達成力があると思います。Fリーグはまだ日が浅いのに、海外でも注目されています。日本チームは、前回のワールドカップで予選突破を目標にして、達成できました。コロンビアではベスト8を目指すことを目標にしています。その目標の達成にぜひ貢献したいです。

 2020年のワールドカップの日本開催を愛知県が目指していますが、実現したら最高ですね。愛知県でやる以上は、名古屋オーシャンズというチームが常にトップでいないとダメだと思うし、名古屋というチームがあるから愛知県でやろうということもあると思うので、このチームで連覇を続けたいと思っています。

中日新聞朝刊 平成26年7月12日付掲載

一覧に戻る

2016 愛知環境賞

第75回 中日農業賞

地球のいのち、つないでいこう

中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ