目撃者たちの未来への伝言

伐られゆく森から幻のラン - 地球の緑、身近な緑 -

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 今年の春先、屋久島の森を歩いていると、見慣れないヤツシロランが目にとまった。調べていただくと、2010年に台湾で発見された種であることが分かった。日本では椨川流域で初めて見つかったので、「タブガワヤツシロラン」と命名した。ここは低地照葉樹林と呼ばれる、林道工事や治山ダム建設に伴い、伐られていく森なのである。その森から日本初の種が、普通に顔を見せる。少なくなった低地照葉樹林を後世に残すべく、知恵を尽くさねばならないと思う。

Eyewitness 山下 大明(写真家)

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