目撃者たちの未来への伝言

大雪山のナキウサギ

  • 次へ
  • 前へ

 北海道の中央、火山が連なる大雪山系には、エゾナキウサギが生息している。冬には数メートルの積雪に閉ざされるガレ場が、氷河期からの生き残りと言われる彼らの住処だ。初夏から根雪となる晩秋までの短い間に、天敵のオコジョや猛禽類をかわしながら辺りに生えている植物をせっせと採取し、巣穴の中へ溜め込む。長い冬を乗り切るための保存食だ。豪雪下で過ごす冬は、ようやくほっとできる憩いの季節なのかもしれない。

Eyewitness 前川貴行(動物写真家)

一覧に戻る

2016 愛知環境賞

第75回 中日農業賞

地球のいのち、つないでいこう

中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ