中部の環境を考える

かがやけ☆あいちサスティナ研究所 株式会社Mizkan Partners

環境配慮を体感できる商品、サービスの検討を

荒田さん(後列右から2人目)、有冨さん(後列中央)をはじめとするミツカンパートナーズのみなさんと研究員4人、ファシリテーターの三矢さん(前列左)

 伝統的な食文化を大切にし、環境に配慮した取り組みを進めているミツカンは、一昨年秋、「MIZKAN MUSEUM(愛称MIM・ミム)」を開設した。

 昨年のサスティナ研の研究員は、「地域の小学生にわかりやすく伝える教育プログラム」という研究課題に対して、グループでオリジナル鍋を考え、食材がどこから来たか話し合ったりしながら自然の恵みを学ぶことを提案。食育と環境学習を合わせたこの提案は、一部修正のうえ、今年からMIMのプログラムに加えられた。

同世代を意識

 ミツカンは、ビンの軽量化など環境保全への地道な取り組みを続けてきているものの、消費者に理解されにくいという課題を抱えてきた。そこで、サスティナ研の今年の研究課題は「ミツカンらしい環境配慮を体感できる商品やサービスの検討」とした。

 研究員たちは話し合いの中で、自分たちの生活実感を基に、効果的な提案ができ、SNSによる発信力が高いとされる20代をターゲットと設定し、そこから広がっていくような方策について討論を重ねている。

プレゼンをする研究員たち

インスタで料理を紹介

 若者を意識した案のひとつとして検討しているのが、ミツカン商品を使った環境に配慮した料理を、若者に人気の写真を中心にしたSNS、『インスタグラム』を使って拡散すること。“インスタ映え”する、見た目もいい料理でミツカンらしい環境配慮をアピールしようという企画だ。

 株式会社Mizkan Partners品質保証課長の荒田治彦さんは「私たちは、若い人たちへのアプローチが弱いので、SNSをうまく活用した提案は新鮮です」と、期待を込めて語る。

研究員の意気込み

 リーダーの堀田彩華さん(名古屋商科大)は「生活に一番近い企業の取り組みを若い人に知ってもらいたい」、石河まどかさん(三重大)は「調味料を環境という観点から見ると、どんな提案ができるか考えたい」と、身近さを強調する。大須賀隆起さん(中部大)は「ミツカンの文化を発信する中でエコも伝えたい」、別府由依さん(愛知大)は「インスタは日常の一部で、経験を生かしたい」と、新しいスタイルの情報発信を目指している。

中日新聞朝刊 平成29年9月30日付掲載

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