中部の環境を考える

かがやけ☆あいちサスティナ研究所 株式会社ナゴヤキャッスル

地域とホテルが連携し魅力ある“あいち”発信を

前列左からナゴヤキャッスルの鴻野さん、ファシリテーターの新海さん、ナゴヤキャッスルの加藤さんと研究員4人

 ウェスティンナゴヤキャッスルのロビーにキャンドルが灯り、金城学院大生が奏でるハンドベルの柔らかな音が響く。結婚式で使われたキャンドルをリユースするキャンドルナイトが、今年3月の節電を呼びかける国際的な地球環境保全イベント「アースアワー」の日に開催された。サスティナ研の研究員たちが昨年、「お客様が体感できる環境配慮商品・サービス」という課題に対して提案した企画だ。

おさんぽマップ作成中

 株式会社ナゴヤキャッスル販売企画課の加藤美和さんは「予想以上に幻想的で、好評でした。これを機に、キャンドルのリユースを継続していければ」と手応えを語る。「環境に優しいホテル」を目指す同社は、昨年提案された、ホテル周辺の生物多様性や歴史に触れてもらう「おさんぽマップ」も、社内で作成中だ。

 今年は、「ホテルの魅力はその地域自体の魅力」という考えから、「地域とホテルが連携し『魅力ある“あいち”』を発信できる環境配慮企画について検討せよ」を研究課題とした。

ホテルの近くを流れる堀川の視察をする研究員たち

SDGsも研究

 研究員たちは第1回目の企業環境活動研究の前に自主的に何度も集まり企画案を考えるなど、非常に意欲的。研究員は、同社の環境活動について、担当者からレクチャーを受けるとともに、国連で採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」といった国際的な環境の動きも研究しながら、より魅力的な企画が提案できるよう、ファシリテーターを交えた討議を重ねている。

 同社総務課環境担当専任課長の鴻野亜弥子さんは「頼もしい研究員たちで、成果を期待しています」と話している。

研究員の意気込み

 リーダーの江崎哲生さん(名古屋市立大)は「あいちの魅力を分かってもらう仕組みをつくりたい」と語る。前田憲治さん(愛知教育大)は「人々の意識がどう変わるかを考えたい」、野田彩夏さん(名古屋工業大)は「利用者と地元の人の両方に働きかける企画を」と、対象者を意識した企画づくりを目指す。中村春希さん(椙山女学園大)は「日々学びながら自分自身も成長したい」と、積極的な参加を目指している。

中日新聞朝刊 平成29年9月30日付掲載

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