中部の環境を考える

かがやけ☆あいちサスティナ研究所 中部国際空港株式会社

屋内を緑でいっぱいにする企画の検討を

中部国際空港の神田幸信さん(右端)と研究員4人とファシリテーターの松本イズミさん(左端)

 中部国際空港セントレアは、開港時から「環境への配慮」を基本理念として掲げている。水素の活用もその取り組みの一つで、かがやけ☆あいちサスティナ研究所の昨年度の研究課題は「空港島での水素活用ビジョン」。研究員たちが提案した、CO2フリー水素の製造、商用水素ステーションや燃料電池フォークリフトの稼働などのプランは「セントレアにおける水素社会の実現」として経営計画に位置づけられ、愛知県や関連企業と実現に向けた協議が続けられている。

空港会社の目標にも

 今年度の研究課題は「サスティナブル空港として、セントレアの屋内を緑でいっぱいにする企画を検討せよ」。「花と緑と音楽と笑顔であふれる空港にしたい」という友添雅直社長の就任以来の思いに沿って、「花と緑であふれる空港にする」を空港会社の年度目標の一つとして初めて掲げたことから、サスティナ研の課題とした。

 セントレアは、空港ターミナルビルの夏場の日差し対策や省エネのため、県立半田農業高校と協働でパッションフルーツを活用したグリーンカーテン事業を2012年から続けるなど、緑の活用にも取り組んできている。

神田さんの説明で空港内を見学する研究員ら

花や緑でもコラボを

 同社総務部地域連携グループの神田幸信さんは、「今年は土岐市と桑名商工会議所から風鈴を提供してもらい、館内の清涼感を演出しています。花や緑でもそんなコラボを考えてもらいたい」と語る。研究員たちは、夏休みで混雑する空港内を見学しながら、利用者がサスティナブルな空港を実感できる緑の企画のイメージを膨らませていた。

研究員の意気込み

 リーダーの浅井郁哉さん(愛知学院大)は「旅立ちのドキドキを癒す効果だけでなく、緑のいろんな可能性を探りたい」、佐伯あすみさん(金城学院大)は「空港を利用する人だけでなく働く人も癒される空間にしたい」と、緑の意義を強調する。空港をよく利用するという中嶌由唯さん(南山大)は「楽しい場所にして空港に遊びに来る人も増やしたい」、田中嵩也さん(星城大)も「緑でいっぱいにして今までにないセントレアにしたい」と意欲的だ。

中日新聞朝刊 平成29年8月26日付掲載

一覧に戻る

2016 愛知環境賞

第75回 中日農業賞

地球のいのち、つないでいこう

中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ