中部の環境を考える

かがやけ☆あいちサスティナ研究所 ユニー株式会社

若い世代向けに環境配慮型の商品を開発

上段左からファシリテーターの丹羽さん、ユニーの百瀬さん、土井さん、下段は研究員の4人

 ユニーは、環境先進企業として環境大臣が認定するエコ・ファースト企業に、総合小売業としては唯一選ばれている。未利用食品を再生利用し堆肥にして野菜づくりに活かしたり、店舗で環境教育を実施したりといった取り組みや、自社ブランドの環境配慮型商品「eco!on(エコオン)」の販売などに力を入れてきた。

 「eco!on」は、日々の買い物を通じて消費者のライフスタイルの変革を促そうと、10年ほど前から開発・販売してきた。しかし、どうしても地味になりがちで、いかに注目してもらうかが課題だった。

「eco!on」会議で途中経過を発表する研究員たち

学生と協働でPR動画制作し、売り場で流す

 昨年度のかがやけ☆あいちサスティナ研究所の研究課題は、「eco!on」商品が消費者に選ばれるようなPR方法を検討すること。学生たちの提案を取り入れ、オーガニックコットンTシャツのPR動画を学生と協働して制作し、売り場で流したところ、売上目標を16%上回った。

 今年度は、若い世代向けの新たな「eco!on」商品の開発を研究課題とした。学生たちは、学生のふだんの買い物や行動を調査したり、環境イベントに行ったりして、モノよりコトに関する消費に注目し、「防災」という切り口を選んだ。そして、エコな防災グッズとして、ふだんから使える防災リュックを開発したり、備蓄食糧によるバーベキューなどの参加型イベントによって商品をPRしたりする提案をまとめた。

日常と非日常を結びつけた発想力に感心

 同社執行役員の百瀬則子さんは「日常と非日常を結びつけた発想力に感心しました」と評価。同社CSR部の土井万寿美さんも「若者にも魅力ある店になるためにも、提案を生かしていきたい」と語っている。

研究員の振り返り

 リーダーの浅井勇人さん(名古屋学院大)は「環境も防災も究極はいのちを守ること」、中田佳穂里さん(愛知学院大)も「人の命につながることがエコ」と、活動を通して学んだという。松澤慶子さん(名古屋女子大)は「環境と防災という考えが広まってくれたら」と期待し、石川諒さん(名古屋商科大)は「会議でのプレゼンなどいい経験ができた」と振り返る。

中日新聞朝刊 平成28年12月22日付掲載

一覧に戻る

2016 愛知環境賞

第75回 中日農業賞

地球のいのち、つないでいこう

中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ