中部の環境を考える

かがやけ☆あいちサスティナ研究所 名鉄観光サービス株式会社

環境をテーマに地域の魅力を引き出す旅行を

左からファシリテーターの岡本さんと研究員の4人

 名鉄観光サービスは、環境問題への関心が高まった1990代に、沖縄へのマングローブ植林ツアー等を企画したが、集客に苦戦し、長続きしなかった。その後も、自然体験など単発でのツアーは企画したものの、継続的な実施には至れなかった。

左から名鉄観光サービス今泉さん、奥村さん、早川さん、福井さん、後藤さん

ハードルは高かったが今こそ環境ツアーを

 『「おいしいものを食べたい」とか、「美しい風景を見たい」など、旅に非日常を求めるお客様にとって、学ぶという日常を入れた環境ツアーに参加してもらうのはハードルが高かったけれど、近年は、環境問題に対する意識も高まってきており、今こそ環境ツアーを作っていけるタイミングだと思います』と同社営業推進部・副部長の今泉貴志さんは語る。

 こうした観点から考えた、かがやけ☆あいちサスティナ研究所の研究課題は「環境ツアーを継続的かつメジャーな商品として展開していくため、『お客様のニーズ』、企画・実施する『旅行会社が抱える問題』を検証し、お客様と旅行会社の相互にプラスとなるような環境ツアーを検討する」となった。

プレゼンを重ねる研究員たち

受け入れ側と話し合い若者向けのプラン練る

 そこで、今回、学生たちは、新しい魅力ある環境ツアーをつくるには、受け入れ側も、地域の良さを伝えていくことが大切だと考え、観光客誘致に関心を持ち、若者の活動に対する支援にも積極的な市町村を選び、現地に足を運び、地域の人たちと話し合いながら、若者向けのツアープランを練っている。

 同社商品事業本部・課長の福井佳代さんは「地域の魅力を引き出し、次の世代につなげられる、新たな切り口でお客様を誘致できる商品を生み出してもらいたい」と期待している。

研究員の意気込み

 リーダーの岩田和真(愛知工業大)さんは「旅行を次世代の持続可能な社会づくりにつなげたい」、本多恵子さん(愛知大)は「旅行商品を通して環境に興味を」と、旅の意義を強調。井上恭助さん(中部大)は「一からツアーを考え出すのはやりがいがある」、周君如さん(名古屋大大学院)も「自分たちのプランを商品化してもらいたい」と意欲を燃やしている。

中日新聞朝刊 平成28年11月18日付掲載

一覧に戻る

2016 愛知環境賞

第75回 中日農業賞

地球のいのち、つないでいこう

中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ