中部の環境を考える

かがやけ☆あいちサスティナ研究所 株式会社三菱東京UFJ銀行

環境配慮を実感できる個人向け新サービスを

後列左から三菱東京UFJ銀行の畠中さん、伊藤さん、林さん、ファシリテーターの新海さん。前列が研究員たち

 三菱東京UFJ銀行は、水素社会、省エネに関するセミナーなどを通じた企業向けの環境情報提供や、官民連携による環境関連の融資などに努める一方で、Eco通帳・Eco通知などの個人向け環境配慮サービスにも取り組んできた。

さらなる認知度向上が課題のEco通帳・Eco通知

 同行には、環境に関連する商品として「ボランティア普通預金」がある。これは、お客様がユネスコや経団連自然保護基金など四団体から寄付先を選んで利息の半分を寄付し、同行が同額の寄付を行うサービスだ。この他にも、4年前からサービスを始めたEco通帳・Eco通知がある。インターネットバンキングを利用することでCO2削減を目的としたもので、Eco通帳は紙の通帳に代えて入出金明細をネットで知ることができるサービス、Eco通知は定期預金や投資信託など金融商品に関する情報がインターネット上で確認できるサービスだ。どちらも徐々に利用は増えているもののさらなる認知度向上が課題である。

議論を重ねる研究員たち

柔軟な発想がしにくい銀行の風土の打破を

 こうした現状を踏まえて、同行は、かがやけ☆あいちサスティナ研究所の研究課題を「お客様が利用することで、環境配慮を実感できる新しいサービスの検討」とした。

 同行東海公務部長の伊藤政典さんは「Eco通帳やEco通知は、環境配慮を実感してもらえるサービスなので、ぜひ世間に広めたいと思います」と、劇的な利用増加につながる提案を期待している。同部次長の林義人さんも「銀行員は、どうしてもコストを考えて柔軟な発想ができなくなってしまいます。そんな風土を打ち破ってくれる提案を」と、学生らしい発想に期待を寄せる。

研究員の意気込み

 チームのリーダーの林慎太郎さん(中京大)は「メガバンクが取り組むことで一気に広がる」、奧村友香さん(中部大)も「大企業は影響力も大きく、多くの人に環境意識を広げていける」と、意義を強調。伊達祐真さん(名大大学院)は「身近な銀行を通して、環境問題を自分ごとに」、川上莉奈さん(愛知県立大)も「身近に感じられるものを提供したい」と意気込んでいる。

中日新聞朝刊 平成28年10月28日付掲載

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