中部の環境を考える

かがやけ☆あいちサスティナ研究所 株式会社ナゴヤキャッスル

利用者が体感できる環境配慮の商品・サービスを

左からナゴヤキャッスルの鴻野さん、研究員の4人とファシリテーターの松本さん

 ホテル、ウェスティンナゴヤキャッスルを運営する株式会社ナゴヤキャッスルは、あらゆる面で環境に十分に配慮した「環境に優しいホテル」を目指し、“ECOLIFE PROJECT(エコライフプロジェクト)”を展開している。LED照明による省エネ、生ごみ、アメニティグッズなどの廃棄物の削減・再利用をはじめとする取り組みは、多岐にわたる。

生ごみを堆肥化して農家が作った野菜提供

 名古屋城の豊かな緑と共生しているホテルとして、生物多様性条約第十回締約国会議(COP10)開催の前年の2009年ごろから、社外に向けた環境活動のアピールにも力を入れ始めた。

 同社は、名古屋市内の市民・NPO・事業者が連携して進める「おかえりやさい」プロジェクトに参加している。ホテルでは、食品ロスを出さないように努めても、どうしても料理の提供で大量の生ごみが出てしまう。これを無駄にしないために、パンは分別して豚の飼料にし、生ごみは100%堆肥化している。堆肥は、地元の契約農家に供給し、季節によっては、そこでできた野菜をホテルでも提供している。

チャペルにて課題についての説明をうける研究員たち

若い世代に伝わる若者目線のアイディア期待

 今年度から参加したかがやけ☆あいちサスティナ研究所の研究課題は「ホテルのお客様が体感できる環境配慮商品・サービスの検討」。宿泊・飲食・結婚式などあらゆるシーンで、環境配慮を感じ取ってもらうことが狙いだ。

 同ホテル販売企画課の加藤美和さんは「ご年配の方の利用が多いホテルなので、環境問題を切り口に若い世代にも利用してもらえるようになれば」と、若者目線でのアイディアに期待している。

研究員の意気込み

 リーダーの野上恭佑さん(大同大)は「環境の良さを広めて緑を守る活動を」という。中村梨菜さん(日本福祉大)は「すばらしい活動を少しでもお客さんに知ってもらいたい」と、西村舞美さん(金城学院大)は「ホテル業界の企画側に回ってみたかった」と意気込む。古澤基輝さん(星城大)は「海外からのお客にもサービスを提供してみたい」と話す。

中日新聞朝刊 平成28年10月28日付掲載

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