中部の環境を考える

かがやけ☆あいちサスティナ研究所ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ株式会社

稲沢・幸田の両サイトが連携した環境取り組みを

前列左から、ソニーグローバマニュファクチャリング&オペレーションズの加藤さん、山崎さんと後列左から、研究員4人とファシリテーターの秋田さん

 ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ株式会社の幸田サイトは、「緑の公園工場」と呼ばれている。1972年の設立時に、工場の敷地に隣り合う山も買い、社員が木を植える活動に取り組んできた。

在来種の苗を育て植樹 フクロウの森づくりも

 植樹した木が台風で倒れたのをきっかけに、風土に合った在来種の苗木を植えようと、山でどんぐりを拾ってきて、育てた苗木を山に戻す活動を始めた。また、「フクロウのすむ森づくり」を目指して、えさとなるアカネズミのすみかにするために、落ち葉をためて腐葉土をつくったり、間伐などの森の整備をしたりしてきた。8年間の努力が実り、今年、初めてフクロウのヒナがかえった。

 在来種の植樹は、コープあいちや近隣の小中学校に依頼して苗を育ててもらい、岡崎市内の荒れた森などにも植えるまでに発展している。

資料を熱心に見入る研究員たち

森の案内人の育成やマップづくりなど提案

 昨年度のかがやけ☆あいちサスティナ研究所では、 新入社員研修として森の案内人を育てるプロジェクトや、森にフクロウを呼ぶストーリーを描いた「ソニーの森マップ」を作る「ほっほー大作戦」などが、学生から提案され、採用された。マップづくりには、提案した学生たちが研究所プログラム終了後も参加し、社員と共に引き続き活動している。

 同社人事総務部門の加藤雅親さんと山崎晃子さんが考えた今年度の課題は、稲沢・幸田両サイトが連携し、工場が地域と共生する環境取り組みを検討すること。愛知県内のもう一つのサイトである稲沢サイトには、幸田サイトのような森はない。こうしたサイトでもできる環境活動のアイディアが生まれれば、国内の他のサイトや、海外のサイトでも取り入れることができると期待している。

研究員の意気込み

 今年度の研究員は、愛知淑徳大学の4人。稲沢市に住むリーダーの石黒友理さんは「グローバルな視点から提案できたら」と言い、国際協力に関心を持つ倉野愛弓さんも「もっと視野を広くしたい」と期待する。新谷彩織さんは「竹の間伐などの環境ボランティアの経験を活かせたら」と思い参加した。丹羽将旗さんも「チームの中で刺激し合っていきたい」と意気込んでいる。

中日新聞朝刊 平成28年8月19日付掲載

一覧に戻る

2016 愛知環境賞

第75回 中日農業賞

地球のいのち、つないでいこう

中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ