インタビュー

なごや東山の森づくりの会

幻のオリンピック跡地の森は、今・・・。

 東山動植物園と平和公園を含んだ、名古屋市東部に広がる面積約400ヘクタールの森が、『なごや東山の森』。なだらかなこの丘陵地には、カスミサンショウウオが棲む池やヤマザクラの咲く丘があり、ルリビタキがさえずり、フキノトウが芽を出す。

 高校の生物教師だった滝川正子さんは、この森にメインスタジアムを作りナゴヤオリンピックを招致するという計画に耳を疑った。「森がコンクリートの塊になってしまう!都会の子どもにこそ、自然体験が日常的にできる場が必要では?」市民による森を守りたい気持ちが天に通じたのか、1981年のオリンピック開催地はソウルに決定した。

 「歩けば、自然の恵みを体感できます。」滝川さんは30年余り、森が救われたお礼にと、毎月第2日曜日に自然観察会を開催。やがて市民と行政の協働による森づくりの仕組みも実現し、全国的に都市の緑を集約し守り伝えていく形の先駆けとなった。現在では、東山の森を愛する約150人の仲間が、雑木林の手入れや湿地の再生、森の植生・生物・水質・地質などの調査活動、里山学校などを通して、森と関わり、守り育てる活動を行っている。

なごや東山の森づくりの会

TEL:052-781-4410
ホームページ:なごや東山の森づくりの会

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