インタビュー

NPO法人地球の未来

農村が描く、持続可能社会のモデル

 愛・地球博成果継承発展助成事業の助成を受け、2007年から人口約300人の岐阜県郡上市白鳥町石徹白(いとしろ)で、小水力発電の調査実験事業を開始した。小(マイクロ)水力とは、1000キロワット以下の電気を、水力を利用し発電するもの。標高2700メートルの白山を抱く水の豊富な石徹白で、らせん型の発電機を用水路に設置して電気を起こしている。

 代表の駒宮博男さんは「一家に一台発電機を」と未来図をイメージする。自宅横の農業用水に発電機をセットすると、その家に必要な電気が全部まかなえるしくみだ。山の恵みで豊かな水が育まれ、水から生まれた電気というエネルギーが人間の営みを支える。

 地球に負荷のかからない自然資源の活用は、持続可能社会の構築と実践をめざす同NPOのテーマと重なる。将来、発電で得た収入は、保水のため山に還元する予定だ。小水力発電の普及は、岐阜と富山で県の重点政策となった。

 COP10では「自然を征服するという西洋思想に傾いた振り子を、人間は自然の一部とみなす東洋思想に振り戻すため、世界にアピールしたい」と考えている。

NPO法人地球の未来

住所:岐阜県恵那市三郷町野井133-32
交通:JR中央線「武並」下車、車5分
ホームページ:地球の未来

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