インタビュー

ホリスティックファーム 南知多ハーブ農場

新たな“農”の実験場

   「これって農薬使ってるんじゃないの?」。長年、輸入ハーブを扱ってきた山本秀美さんが、偶然手にしたハーブから湧いた疑問…。それが自ら無農薬栽培を始めるきっかけだった。めぐり合った農地は、知多半島の先端。その高台に広がるおよそ1万坪のハーブ&野菜農場にたたずむと、はるか彼方に三河湾の青が見える。「南仏のようでしょう」。ホリスティックファーム代表の山本さんご自慢の風景だ。

   「しかもハーブの好む潮風が吹いてきます」。土作りからスタートして3年目。農地は、砕けた頁岩(けつがん)。石だらけに見えるが、水はけが良く、ミネラルやカルシウムに富んだ土地は、ローズマリーやタイム、フェンネルなどのハーブ栽培にうってつけ。野菜には、雑草が肥料。雑草に寄生する菌が、健康な野菜を作るという。農薬を使用しなくとも、ハーブや野菜は、地中の微生物とともに、生物の多様性の中で自ら適した環境を作りあげていく。

   ハーブの利用法や楽しみ方を提案しながら、将来はアグリツーリズムの舞台として多くの人に訪れてほしいと夢を語る。自然、身体、精神の調和を追及した新しいタイプの農場は、町おこしの可能性も秘めている。

ホリスティックファーム 南知多ハーブ農場

住所:愛知県知多郡南知多町大字師崎字富士見ケ丘
交通:名鉄「河和」駅から知多乗合バスで師崎港行き「師崎」下車徒歩約10分
ホームページ:ホリスティックファーム

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