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木場潟公園 環境改善の証し ミズアオイ 25年ぶり群生

2018年09月21日

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種まき5年 努力実る

 石川県の絶滅危惧I類に指定されている湿生植物のミズアオイが、同県小松市の木場潟公園で25年ぶりに群生している。水質改善や地道な種まきが実り、約80株が育った。紫色のかれんな花と、ハート形の葉が訪れた人の目を楽しませている。(青山直樹)

(写真)25年ぶりに群生したミズアオイ=石川県小松市の木場潟公園で

 ミズアオイは、水田や沼地に生える高さ20〜40センチほどの一年草。1株から10〜20の花が少しずつ咲き、それぞれの花は一日でしぼむ。中央園地にあるビオパークのメダカ池で8月20日ごろ咲き始め、現在は見ごろを迎えている。10月上旬まで楽しめる。

 30年ほど前までは園内に群生していたが、水質の悪化などで見られなくなった。地元有志らでつくる木場潟再生プロジェクトのメンバーたちが、5年前に種まきを始めた。毎年続けていたが、今年になってようやく群生したという。

 プロジェクト顧問の大井貞夫さん(84)は「5年かけて何とか咲いた。水質などの環境が良くなったからでは」と話す。「子どものころはミズアオイをよく見た。西園地や南園地にも種をまき、どんどん増やしたい」と意欲を見せる。

 木場潟では、6月に環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されているニホンイシガメが、約40年ぶりに見つかった。自然環境の改善が進んでいるとみられ、大井さんは「少しずつ昔の木場潟の姿が戻ってきた。これからも環境を良くしていきたい」と話している。

北陸中日新聞朝刊(石川) 9月21日付掲載

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