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コウノトリ 地元飛び立つ 越前市で誕生 住民ら400人見守る

2018年09月18日

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 福井県内で生まれた卵から54年ぶりにふ化した国の特別天然記念物「コウノトリ」の幼鳥3羽が17日、越前市坂口小学校近くの水田で放鳥された。

(写真)放鳥され勢いよく飛び立つコウノトリの幼鳥=17日、越前市湯谷町で

 放鳥されたのは、雄の「りゅうくん」と雌の「こころちゃん」「ひかりちゃん」。いずれも親は雄の「ふっくん」と雌の「さっちゃん」。2011年に県が同市白山地区に設けた飼育施設にペアを迎えて以降、初めて生まれた有精卵から今年5月に誕生した。県内での放鳥は4年連続で9羽目。これまでは兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園(同県豊岡市)から譲り受けた有精卵をペアに温めさせる托卵(たくらん)でふ化させていた。

 セレモニーでは、西川一誠知事や奈良俊幸越前市長、地元の子どもたちらのテープカットに合わせて、3羽が1羽ずつ入れられた箱が開き、こころちゃん、りゅうくん、ひかりちゃんの順に大空に飛び立っていった。

 放鳥の様子を来賓や関係者、地元住民ら400人が見守り、一斉にカメラのシャッターを切ったり、頭上を飛び回る幼鳥たちに「元気でね」と声を掛けたりしていた。

 放鳥前には市エコビレッジ交流センターで式典があり、西川一誠知事が「コウノトリが暮らしている里海、里山は私たちにとっても住みやすい環境。越前市をはじめ県内のあちこちでコウノトリが舞う姿がみられるように期待する」とあいさつ。

 センターでは「2018コウノトリが舞う里づくり大作戦」と銘打った市主催のイベントもあり、地元の子どもたちが環境学習の成果を発表したり、地元食材を使ったスイーツを販売したりした。 (山内道朗)

日刊県民福井(福井) 9月18日付掲載

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