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池の水抜き 在来種保護 亀山 児童 泥まみれで体験

2018年09月16日

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 水を抜いた池に入って在来種を保護するイベントが15日、三重県亀山市住山町の池であった。亀山、鈴鹿両市の小学生85人が泥まみれになって身近な生き物について学びながら、生態系を保護する苦労や大切さを体感した。(渡辺雄紀)

(写真)池で見つかったウシガエルの説明を受ける子どもたち

 子どもたちに市内の豊かな自然を大切にする心を育んでもらおうと、亀山商工会議所青年部が初めて企画した。

 水を抜いたのは、住山町の太巌寺から250メートルほど北東にある農業用のため池。市内外で水質保護や生態系調査をし、今回のイベントにも協力した「水辺づくりの会 鈴鹿川のうお座」によると、外来種のブルーギルやブラックバスがおり、在来種が被害に遭っている。

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(写真)泥にまみれながら生き物を探す子どもたち=いずれも三重県亀山市住山町で

 イベントには保護者も含めて約160人が参加。子どもたちは水がほとんどなくなった池に入り、泥まみれになりながら網や腕を泥水に突っ込んだ。次々に大小さまざまな魚や亀などの生き物を見つけ、池の外の容器に運んでいた。

 採集したのはブルーギルやウシガエル、ミシシッピアカミミガメなどの外来種と、在来種のフナやコイ。観察した後、在来種は同じ水系の椋川に放流した。今後、周辺の生態系も調査した上で、池の水位が戻った後に、適合する在来種の魚を川から運ぶ予定。

 男子児童(11)=亀山市川崎町=は「いろいろな生き物がいたからびっくりした。魚がばたばたと暴れたときは少し怖かった」、弟(7つ)は「思ったよりも泥は怖くなかった。手で魚を捕まえられたのがうれしかった」と笑顔だった。

 鈴鹿川のうお座の栗原勉代表(59)は「外来種が生きているのは誰かが意図的に放流したから。そのせいで在来種がすめなくなってしまうことの大変さを子どもたちには感じてほしい」と話した。

中日新聞朝刊(三重) 9月16日付掲載

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