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希少種保全 国の新制度 アクア・トトが認定

2018年09月16日

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 世界最大級の淡水魚専門館「アクア・トトぎふ」(岐阜県各務原市川島笠田町)が、絶滅の危機にある生物の保全に取り組む施設を支援する、環境省の新制度の対象に全国で初めて選ばれた。

(写真)先月新発見され、展示が始まったタニガワナマズ=岐阜県各務原市の世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふで

 昨年度の種の保存法改正に伴い環境省が始めた「認定希少種保全動植物園等」の第1回認定で、動物園の「富山市ファミリーパーク」とともに選ばれた。

 認定されると、動物の移動の際に必要な手続きが、簡略化される。ほかの施設との繁殖や研究などの協力が進むことが期待される。館外で、飼育動物を使った環境教育も容易にできるようになる。

 アクア・トトは2004年に開館。国内外の魚類や両生類など2万点を展示する。イタセンパラなど3種の国内種、国際種ではメコンオオナマズなど5種の希少種の保全に取り組んでいることが評価された。

 池谷幸樹館長(47)は「これまで手続きに使っていた労力が、近隣の学校などでの普及活動に充てられるようになる。環境への関心を高めたい」と話す。

 館内では15日、国内で57年ぶりに発見された新種ナマズ「タニガワナマズ」の展示が始まった。

 東海地方の渓流などに生息するタニガワナマズは、全長約40センチで、ほっそりとした体形が特徴。先月、滋賀県立琵琶湖博物館の研究員らによるグループが、国内で4種目の新種ナマズだとして、学術誌に論文を発表した。

 展示されているのは、2016年11月30日に岐阜県内で捕獲されたナマズ。担当者は「一般的なナマズも展示しているので、見比べて、違いを確かめてほしい」と話している。(大山弘)

中日新聞朝刊(岐阜) 9月16日付掲載

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