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暮らしに木々感じて 根羽村森林組合 アイテム作り推進

2018年09月12日

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 長野県下伊那郡根羽村の森林資源を次世代につなげたいと、村森林組合は3年ほど前から、生活空間で使える木のアイテム(品目)作りを進めている。根羽スギを使ったアイテムには、ブランコや滑り台、ベンチテーブルセット、物置などがあり、ふるさと納税のお礼品としても人気だ。

(写真)根羽スギとアルミフレームで組み立てるベンチテーブルセット=長野県下伊那郡根羽村役場で

 森林面積が92%を占める村では、大正期に国と官行造林契約を結び、林業が栄えた。現在も各世帯が山を所有し、森林組合員として林業に関わる。近年は木材の価格が低迷しており、木の魅力や楽しさを伝えて需要につなげようと、木のアイテム作りを始めた。

 建具職人とチームを組んで提案するアイテムは、木のぬくもりにあふれ、使いやすさがポイント。村森林組合参事の今村豊さん(58)は「森をつくることが水資源の安定供給にもつながる。身近に木のある暮らしを楽しみ、森を守ってほしい」と意義を話す。

 今村さんによると、木材の需要と森林整備、水資源は密接な関係にある。木材の需要があれば、間伐などの森林整備が進む。間伐が進むと森林土壌が豊かになり、雨水を吸収して貯水や洪水緩和、水質浄化といった機能を果たし、山崩れ防止にもつながる。(石川才子)

中日新聞朝刊(長野) 9月12日付掲載

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