CHUNICHI Web 環境ニュース

一覧

ヤギの活用 教育も 美濃加茂市と岐阜大など連携で覚書

2018年06月13日

180613-3.jpg

児童との触れ合いや農業体験

 岐阜県美濃加茂市と市教委、岐阜大応用生物科学部、農業法人フルージックの4者は12日、ヤギとの触れ合いや農業体験などの教育プログラムを連携して進めるための覚書を交わした。除草が中心だったヤギの活用を広げ、教育や農業の振興を図る。 (平井一敏)

(写真)署名した覚書を掲げる伊藤市長(右から2人目)と杉山学部長(左から2人目)ら=岐阜県美濃加茂市役所で

 覚書などによると、市内の各小学校でヤギとの触れ合いを通して命の大切さを学ぶ授業を実施。夏休みなどの長期休暇中には、学童保育の待機児童が発生していることも踏まえ、子どもの居場所づくりの一環として農業体験を開く。

 また、ヤギのふんを肥料にして農作物を生産し、新たな商品開発やマルシェでの販売を展開。農業者の高齢化などにより増えている耕作放棄地の再利用にもつなげる。今後、4者による協議会を設けて最大5年間、協力して事業を進めていく。

 市や同学部などは2013年から今年3月まで、ヤギを放して効果的に緑地を維持管理する方法を研究してきた。市内の公共施設でヤギ除草が広まったほか、一部の小学校で触れ合い授業を始めたところ、最初は怖がっていた児童も笑顔になるなど情操面の効果が見られるため、教育分野へのヤギの活用をさらに進めて、農業への理解を育むことも目指すことにした。

 この日は市役所で伊藤誠一市長と日比野安平教育長、杉山誠学部長、フルージックの渡辺祥二代表が覚書に署名した。

 伊藤市長は「ヤギの癒やし効果は絶大。ヤギを中心にさまざまな取り組みを進め、地域全体の活力や市民の健康増進にもつなげたい」と期待を寄せた。

中日新聞朝刊(岐阜) 6月13日付掲載

地球のいのち、つないでいこう

中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ 記事全文へ バックナンバー一覧 記事全文へ 一覧 一覧 一覧 一覧 一覧 一覧