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漂着ごみ問題考える 東海3県環境団体 四日市で海岸清掃も

2018年06月10日

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 伊勢湾岸に流れ着くごみの問題を考える催しが9日、三重県四日市市楠町吉崎の吉崎海岸であった。三重、愛知、岐阜県の環境団体の関係者ら180人が集まった。

(写真)「太陽光発電が希少な動植物を脅かす可能性がある」と話す寺田さん=三重県四日市市楠町北五味塚の楠交流会館で

 同県鳥羽市答志島に集中する漂着ごみの解決に取り組む「22世紀奈佐の浜プロジェクト」の一環。午前は吉崎海岸沿いの1キロで流木やビン、カンを拾う活動に汗を流し、午後から楠交流会館で交流。四日市コンビナートで生物調査をする市民団体「なたね通信」の榊枝正史代表と、四日市自然保護推進委員会の寺田卓二副委員長が基調講演した。

 榊枝代表は、鈴鹿川が四日市公害による汚染を乗り越え、ハマガニなど絶滅危惧種の貴重な生息地になっている現状を紹介。一方で漂着ごみが堆積して河口のヨシが枯れたり、釣り針がひっかかった鳥が見つかったりしており「新たな環境汚染が始まっている」と指摘した。

 寺田副委員長は、市内2カ所で計画されている大規模太陽光発電所(メガソーラー)が「里山の希少な動植物の生息を脅かす可能性がある」と報告した。

 プロジェクトには3県の30団体が参加し、2012年に発足。奈佐の浜のほか、3県持ち回りで海岸や山の保全活動に取り組んでいる。 (高島碧)

中日新聞朝刊(三重) 6月10日付掲載

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