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ひょっこり生薬の花 高浜町 秋から本格栽培目指す

2018年06月06日

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 福井県大飯郡高浜町が生薬として栽培を目指すスイレン科の水生植物コウホネが、5センチほどの黄色い花を水面近くに咲かせている。

(写真)アジサイの茂みに守られ、花を咲かせたコウホネ=福井県大飯郡高浜町内で

 コウホネは「河(川)骨」とも書き、根茎が白く骨に見えることが名の由来。根茎を乾燥させると生薬になり、止血や強壮効果があるとされる。

 県では準絶滅危惧種に指定。同町では薗部のため池1000平方メートルに唯一群生していたが、町は盗掘や環境変化による全滅防止のため生育地の分散を図り、4年前に町内2カ所に移植した。1カ所はシカによる食害で全滅したが、もう1カ所では、アジサイの茂みに守られて根付き、30メートルにわたって黄色い花をひっそりと咲かせている。

 同町は和田の遊休農地400平方メートルを確保し、10月から株分けをして移植と本格栽培を始める。町産業振興課の田原文彦さん(48)は「花は7〜8月まで長く楽しめる。水田の美観のためにも増やしていきたい」と話している。 (山谷柾裕)

中日新聞朝刊(福井) 6月6日付掲載

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