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東日本大震災7年 名古屋のNPO 最高賞

2018年04月05日

まちづくり企画 復興と防災兼ね庭園

 2017年度の「みどり香るまちづくり企画コンテスト」(環境省主催)で、防災の認定NPO法人・レスキューストックヤード(RSY、名古屋市)が最高の環境大臣賞に選ばれた。東日本大震災の支援活動の拠点としている宮城県七ケ浜町に、香りで被災者の心を癒やし、保存食となる植物で次の災害に備える庭園を整備する。(大森雅弥)

 コンテストは住みよい香りを持つ環境の整備を狙いに毎年開かれている。RSYは近藤哲雄建築設計事務所とグリーン・ワイズ(ともに東京)の協力を得て、昨年に続いて応募した。審査では、震災からの復興と防災につながる庭園造りが評価されたという。

 企画の題は「香って食べて元気を育む七ケ浜ファームガーデン」。RSYが運営に当たる「七ケ浜みんなの家きずなハウス」の周辺約500平方メートルの園地に、優しい香りのキンモクセイやハーブ類、実が保存食となるウメ、イチョウなどの木、避難の目印となる高木のカツラなどを植える。副賞として企画に添った苗木が贈られることになっており、今年から整備に入る。

 予定地の七ケ浜町は震災で死者・行方不明者110人などの被害に遭った。震災前に防災講座を開いた縁でRSYは発生直後から支援活動を展開。昨年7月には、建築家たちによるまちづくりNPO法人「HOME-FOR-ALL」が建物を整備してくれ「七ケ浜みんなの家きずなハウス」がオープンした。

 RSY常務理事の浦野愛さんは「この庭園によって、住民の皆さんに楽しみ、癒やし、役割がもたらされると思う。みんなで大切に育てていきたい」と話している。

中日新聞朝刊(愛知) 4月5日付掲載

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