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向山大池の生物 地図に 桜丘高生 豊橋市内小中校へ贈る

2018年03月13日

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 愛知県豊橋市南牛川の桜丘高校生物部の部員らが12日、向山大池(同市向山大池町)にすむ生き物の生態をまとめた「向山大池生物調査マップ」2000部を、市内の全小中学校に贈呈した。部員自ら水辺の生き物を捕獲して調べ、前回調査から6年間の変化が分かるようになっている。

(写真)向山大池の生物調査マップを贈呈した桜丘高生物部員と顧問(後列右)。後列左は市の山西正泰教育長=愛知県豊橋市役所で

 向山大池は約2万平方メートルの人工のため池、1654年の吉田城築城の際に造られた。現在は住宅街に位置し、周囲は散歩コースとして親しまれている。

 マップは、昨年7月から10月にかけて池で実施した8回の調査を基に作成。生物の採集場所を落としこんだ地図のほか、在来魚のモツゴや水生植物のオオフサモなど魚類を中心とした15種類の説明が、写真とともにリーフレットにまとめられた。

 2012年に発行したものの改訂版で、今回はブルーギルの量が多かったほか、以前は見られなかったオオクチバスやカダヤシが加わり、特定外来生物が増加しているのが分かったという。

 2年の部長(17)は「外来種が増えているのは、池に放すと爆発的に増えて在来種が減少するという知識の不足が原因。小学生のうちから学んで」。2年の副部長(17)は「これを持って、生き物を採集しに池に行って」と呼び掛けた。市民文化会館(向山大池町)や市自然史博物館(同市大岩町)などでも無料配布している。 (高橋雪花)

中日新聞朝刊(愛知) 3月13日付掲載

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