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静岡のワサビ栽培 世界農業遺産認定 徳島の急傾斜地農耕も

2018年03月10日

 国連食糧農業機関(FAO)は9日、静岡県の伝統的なワサビ栽培と、徳島県西部の山間地で継承されている急傾斜地農耕を世界農業遺産に認定したことを明らかにした。ローマの本部で8日から開催していた専門家会合で決まった。これで日本の世界農業遺産は11地域となり、中四国では初の認定。

 申請した農林水産省は、伝統農法の振興や農産物のブランド化につながると期待している。

 静岡県はワサビ栽培発祥の地とされ、沢沿いに開墾した階段状の農地で、湧水の養分だけで育てる伝統を守っている。徳島県の急傾斜地農耕は山に段々畑を築かず、斜面にカヤをすき込むことで土壌流出を防ぐ独特な農法で雑穀や野菜を栽培。それぞれ「静岡水わさびの伝統栽培」「にし阿波の傾斜地農耕システム」の名称で認定された。

 世界農業遺産は生物多様性や土地・水管理の独自性が保たれ、優れた景観を形成していることなどが認定の基準とされる。

中日新聞朝刊(愛知) 3月10日付掲載

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