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緑地再生にヤギ活躍 美濃加茂 岐阜大生ら発表 放牧で除草費減 植物の種類増

2018年03月09日

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 ヤギを放牧し、荒れた緑地を再生する共同研究の報告会が、岐阜県美濃加茂市みのかも文化の森であった。市民ら約50人を前に、岐阜大の学生らが5年間の研究成果を発表した。 (平井一敏)

(写真)ヤギ除草を研究してきた学生ら=岐阜県美濃加茂市山之上町で

 共同研究は、岐阜大応用生物科学部と市、農業法人フルージックが2013年に覚書を結び、5年計画で実施。ヤギによる緑地の維持管理方法を確立するため、同市山之上町の平成記念公園未利用地約1.5ヘクタールにヤギを放ち、効果的な放牧密度や植生の変化などを調べてきた。

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 報告会では、同学部の八代田真人教授と研究室の学生2人が、放牧前は10数種だった植物が、背丈の低い約40種に変化したことなどを説明。フルージック代表の渡辺祥二さんらが、市内の小学校でヤギとの触れ合い授業が広がり、昨年11月に県内初の全国山羊(やぎ)サミットを開いたことなども紹介した。

(写真)5年間の成果が発表された報告会=岐阜県美濃加茂市みのかも文化の森で

 ヤギに除草を任せると、人力に比べて費用が3分の2ほどに抑えられるといい、美濃加茂市は18年度に活用場所を増やす予定。情操教育の一環として触れ合い授業も進めていく。

 市の担当者は「除草活動がさまざまな形に発展してきた。今後もヤギさんを中心に、つながりを広げていきたい」と話している。

中日新聞朝刊(岐阜) 3月9日付掲載

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