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ムササビ観察 手作り巣箱 豊田・西広瀬小 カメラ付き2個設置

2018年03月06日

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 ムササビを観察しようと、愛知県豊田市西広瀬小学校の6年生8人が、小型カメラ付きの巣箱2個を自作し、隣接する丸根山に設置した。生態を観察し、すみやすい自然環境づくりに役立てる。カメラの映像は校内2カ所にあるモニターで確認でき、5日に1〜5年生全55人にお披露目会を開いた。 (岸友里)

(写真)ムササビの姿が映ったモニターの映像を披露する6年生たち=愛知県豊田市西広瀬小で

 巣箱は木製で、幅、奥行き各30センチ、高さ45センチの直方体。屋根に小型カメラを取りつけ、箱の内部全体がカラー撮影できる。夜行性のムササビに合わせ、赤外線カメラを搭載して夜間も撮れ、録画機能も付いている。

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 巣箱は昨年11月、子どもたちが電動工具を使い、スギの板で作った。カメラやモニターの取り付けはトヨタ自動車広瀬工場(同市西広瀬町)の技術者、福西篤志さん(47)らが協力。2月下旬、山の中腹に巣箱を設置した。

(写真)丸根山の中腹に設置されたムササビの巣箱=愛知県豊田市西広瀬町で

 お披露目会では6年生が巣箱の仕組みやモニターの操作方法などを説明。ムササビ1匹がちょうど巣箱に帰っており、モニターには毛づくろいをする姿が映し出された。子どもたちから「かわいい」「団子みたいに丸まってる」などと歓声が上がった。

 5年生の時からムササビの観察を続けてきた6年の男子児童(12)は「毛づくろいする姿が一番かわいい。丸根山には貴重な生き物がたくさんいるので、後輩たちも命をつないでいってほしい」と話した。

 同校は学校周辺の豊かな自然環境を生かし、総合的な学習の時間を使って、動植物の観察や環境保全に取り組んでいる。丸根山一帯を「丸根山ビオトープ」として6年前に整備を始め、木道や水田、ササユリを育てる育苗地などがある。ムササビの巣箱は2014年8月にも2個設置し、1個は小型カメラ、他は温度計が付いている。

中日新聞朝刊(愛知) 3月6日付掲載

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