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森林を身近に感じて 研究センター 美濃に設置へ ドイツを参考

2018年02月02日

 岐阜県は新年度、県内の約8割を占める森林を、子どもから大人まで幅広い世代に身近に感じてもらう施設「森林総合教育センター」の設置に着手する。

 同県美濃市の森林文化アカデミー敷地内にセンターハウスをつくり、森林教育が進むドイツの事例を参考に、多様な学習講座を整備。2020年度の本格オープンを目指す。整備事業費を一般会計当初予算案に盛り込む。

 県内の森林面積は約86万ヘクタール。全国2位の森林率を誇るが、林業の担い手は減少が止まらず、県民の森林への関心も高いとは言えない。

 県がモデルとして考えているのは、ドイツ・バーデンビュルテンベルク州の施設「ハウスデスバルデス」(森の家)。子どもから大人までに、林業体験や森林学習など多彩なプログラムを展開。同国でフォレスターと呼ばれる森林技術者は、子どもたちの憧れの職業になっている。

 森林文化アカデミーは、14年に同国のロッテンブルク林業大と協定を結び、学生の派遣や教員交流などを続けている。本年度はセンターハウスの設計案をまとめ、対象年齢ごとに適したプログラムを練る。森林を歩きながら理解を深める講座や、長期間の本格的な木工体験などを検討している。

 アカデミーの涌井史郎学長は「森林の効用や、多岐にわたる利活用法を実践的に学び、環境教育や森林を取り扱う技術を持つリーダー的人材を育成したい」と話している。

 (兼村優希)

中日新聞朝刊(岐阜) 2月2日付掲載

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