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古道にバイオトイレ 登山者の声受け工事へ

2018年01月10日

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 三重県尾鷲市向井と同市三木里町を結ぶ熊野古道八鬼山峠の山頂(647メートル)近くの荒神堂の脇にバイオトイレが設置されることになった。11日に工事を始め、数日中の完成を目指す。

(写真)荒神堂付近にトイレの資材を運ぶ人たち=三重県尾鷲市の熊野古道八鬼山峠で

 古道歩きを好む同県津市の会社員の男性(60)が、登山者らから「トイレがない」という声を聞き、荒神堂の整備を検討する尾鷲商工会議所女性部に相談し、支援を要請。併せて勤め先であるNTTドコモの社会貢献事業に提案し、約200件の応募から選ばれ、得られた協力金を活用することにした。

 計画ではトイレは男女兼用で、建物の高さは2.3メートル、幅1.2メートル、奥行き1.8メートルの和式タイプ。ステンレス製の屋根で壁には杉板を使う。周辺の自然環境に配慮し、水を使わず微生物により排せつ物を分解処理するという。

 7日には女性部の呼び掛けで集まった登山愛好家や大工など21人がトラック1台分の資材を搬入した。完成し次第、一般開放する予定だが、案内看板の設置などの周辺整備には今月いっぱいかかる見通し。会社員の男性は「公設トイレを提供することで、訪れる人や地元の人に喜んでもらいたい」と話している。 (木村汐里)

中日新聞朝刊(三重) 1月10日付掲載

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