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中池の水ぜんぶ抜く 関のため池 希少種トウカイヨシノボリ生息

2017年12月28日

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 岐阜県関市黒屋の農業用ため池「中池」で24日、池の水を抜く中干しが3年ぶりに行われ、約70人が池にすむ生物を調査した。

(写真)水を抜いた池で生きものを探す参加者=岐阜県関市黒屋で

 中池では、ブラックバスなどの外来魚が繁殖し、泥で汚れていた池を自然豊かな姿に取り戻そうと、水を利用する黒屋と塔ノ洞の両自治会を中心に、2009年秋から14年まで毎年、稲刈りが終わってから中干しを行った。ブラックバスとブルーギルが全滅した15年以降は在来魚の保護のために休んでいた。

 この日は午前8時から水を抜き、正午には底が姿を現した。淡水魚研究を専門とする向井貴彦岐阜大准教授(46)が立ち会い、参加者は網ですくった生物を外来種と在来種に分けてプラスチックのたらいに入れていった。

 池にはオイカワや、絶滅が心配されるトウカイヨシノボリといった在来魚が多く見られた。ブラックバスやブルーギル、ヘラブナなどの外来魚はいなかったが、アカミミガメやアメリカザリガニなどの外来種が確認された。

 向井准教授は「東海地方の里山のため池に特徴的な在来種が残っているようで良かった」と話した。 (鈴木太郎)

中日新聞朝刊(岐阜) 12月28日付掲載

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