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ミヤマシジミを守ろう 希少チョウ 研究会、南箕輪で講演

2017年12月03日

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 絶滅危惧種の小型チョウ「ミヤマシジミ」の保護活動を続けているミヤマシジミ研究会(会長・中村寛志信大名誉教授)は2日、長野県上伊那郡南箕輪村の大芝高原フォレスト大芝で講演会と活動報告会を開いた。研究者からは、地域の子どもたちに自然豊かな地域の特性や小さな命の大切さを教えていくことが、希少種の保護につながる−との助言があった。

(写真)チョウの保護に環境教育の必要性を指摘する江田さん=南箕輪村の大芝高原フォレスト大芝で

 ミヤマシジミは、羽を広げた大きさが2〜3センチのチョウ。環境省のレッドリストで絶滅危惧IB類に指定され、同県伊那市や同郡飯島町など県南部が、国内生き残りの“最後の砦(とりで)”とされている。

 同研究会が発足したのは2013年。地元自治体や企業、農家など幅広い参加・協力があり、各地に守る会も誕生した。保護活動を通じて一般への理解も広がりつつある。

 この日は約40人が参加し、帝京科学大専任講師の江田慧子(けいこ)さんが「絶滅危惧種のチョウと環境教育」のテーマで講演。江田さんは、今年実施した小学生の自然体験キャンプを紹介し「幼虫がコマツナギしか食べないミヤマシジミについて勉強し、このチョウの歌をつくって披露した。子供時代の体験は、小さな生きものを大切にする活動に影響する」と話した。

 また、同県長野市の総合環境企業「ミヤマ」社員が本社敷地内へのミヤマシジミ保護区設置について報告。「飯島のミヤマシジミを守る会」の林幸男さん(79)が、田んぼの土手にコマツナギを移植してチョウを保護する取り組みを紹介した。(野口宏)

中日新聞朝刊(長野) 12月3日付掲載

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