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スジゲンゴロウ きょうから展示 石川・白山の昆虫館

2017年11月11日

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 石川県白山市の県ふれあい昆虫館は11日から、国内では絶滅したゲンゴロウの一種「スジゲンゴロウ」の生きた成虫5匹を展示する。1970年代以降に確実な記録がない同種の生体展示は珍しいという。

 スジゲンゴロウは体長12〜14ミリで、背面に黄色い縦の筋があるのが特徴。関東以西に生息していたが、宅地開発や水質汚染、60年代の農薬の大量使用で数を減らし、2012年の環境省レッドリストで絶滅種になった。国外では東南アジアなどに残存する。

 同館では昨年12月から今年1月にかけて、渡部晃平学芸員(31)が知人から譲り受けたラオス産のペアを用いて国内初の繁殖に成功した。今年9月から2回目の繁殖に挑み、21匹を成虫に育てた。十分な数が確保でき、公開を決めた。

 寿命によるが、本年度内は展示できる見通し。渡部学芸員は「きれいで大きくて、全国の愛好家には垂ぜんの虫。生きている成虫は貴重なので、ぜひ多くの人に足を運んでほしい」と話した。 (谷口大河)

北陸中日新聞朝刊(石川) 11月11日付掲載

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