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いしかわ動物園で誕生、飼育 トキの幼鳥 1羽死ぬ

2017年08月02日

 石川県能美市のいしかわ動物園で5月に誕生した国の特別天然記念物トキの幼鳥「みのり(美能里)」が1日、死んだ。園内のトキ里山館から巣立ったトキの幼鳥が死んだのは初めて。同館でふ化した第1号のひなだった。

 県自然環境課によると、7月26日に飼育員が餌を与えるために飼育ケージに入った際、飛び立ち、ガラス面に衝突。強い脳振とうを起こした。31日から餌を食べなくなり、今月1日午前9時ごろ死んだ。死因は解剖して調べる。

 ガラス面は高さ2.5メートルで、トキが餌のドジョウを食べる池の前にある。ガラス面に衝突するのを防ぐため、天井から1.3メートルまではポリエチレン製の網を設置。ガラス面と網は1メートルの間隔が空けられていた。

 一方で、トキが餌をついばむ様子を来園者が見やすいよう、地上から1.2メートルは網はなく、この部分に衝突した。7月初旬から飛び始めたが、障害物をよけるなど旋回はうまくできなかったとみられる。

 みのりは、トキ里山館で公開中のトキのペアから5月22日に誕生。能美で生まれたトキの子孫が石川の里山に戻ってみのりをもたらしてほしいとの思いを込めて「みのり」と名付けられた。親の2羽は引き続き公開する。

 同園ではこれまで60羽がふ化したが、10羽が巣立つ前に死んだ。巣立った50羽のうち43羽は佐渡トキ保護センター(新潟県佐渡市)に移し、残り7羽を同園で飼育していた。 (蓮野亜耶)

北陸中日新聞朝刊(石川) 8月2日付掲載

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