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内陸で初 春日井にヒアリ 家電倉庫 名港経由の荷に付着か

2017年07月11日

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 環境省と愛知県などは10日、強い毒を持つ南米原産の「ヒアリ」1匹を、愛知県春日井市北部の家電メーカー倉庫で見つけたと発表した。名古屋港飛島ふ頭(愛知県飛島村)に6月30日に陸揚げされたコンテナ内の荷物に付着していたとみられる。国内の発見は6例目で、内陸部での発見は初めて。

 県自然環境課などは「密閉されたコンテナの荷物から見つかっており、定着やまん延に至っていない。女王アリもおらず、繁殖能力はないと考えている」としている。

 県などによると、コンテナに入っていたのは電動機器部品。6月下旬に中国・南沙港(広州市)を出発し、香港経由で日本に到着した。6日にトラックでこの倉庫に運ばれ、家電メーカー社員が段ボール箱上で生きたヒアリ1匹(体長2〜4ミリ)を発見。兵庫県内の専門家が10日、ヒアリと断定した。

 愛知県などは「風評被害が広がる」として、ヒアリが発見された家電メーカーの社名や具体的な場所を明かしていない。倉庫やコンテナからは6、7日にも、疑わしいアリ16匹が別に見つかっており、専門家に鑑定を依頼する。家電メーカー担当者によると、ヒアリが見つかったコンテナに入っていた部品と段ボール箱は、倉庫内で保管している。今後、薫蒸処理した上で処分する方針。

 ヒアリは攻撃性が強く、米国などでは、刺された人が呼吸困難や意識障害で死亡した例もあるとされる。愛知県内では6月末にも、南沙港から名古屋港鍋田ふ頭(愛知県弥富市)に着いたコンテナ上で7匹が見つかった。

 一方、名古屋港管理組合は10日、鍋田ふ頭で陸揚げされたコンテナから見つかったと7日に公表した50〜100匹のアリは「ヒアリではなかった」と発表した。

中日新聞朝刊(愛知) 7月11日付掲載

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