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水環境取り組み知って 東ティモールから講師 大野の小学校

2017年05月16日

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 福井県大野市の小学校で15日、市が給水施設整備を支援する東ティモールから講師を招き、同国の水環境を充実させる取り組みを学んだ。児童らは世界の現状を知る中で、きれいで豊富な水に恵まれた大野市の水環境をかみしめるとともに、水や緑の重要性を学んだ。

(写真)エゴ・レモスさんの歌に耳を傾ける児童たち=福井県大野市有終南小学校で

 訪れたのは、東ティモール教育省アドバイザーで、パーマカルチャー(多種作物農法)の実践研究者でもあるエゴ・レモスさん(44)。市と学術交流に関する包括協定を締結している総合地球環境学研究所(京都市)から、東ティモールに詳しい阿部健一教授(57)も訪れた。

 有終南小学校では4〜6年生の計約210人が、学年ごとに授業を受けた。6年生の授業で阿部教授は「世界にはきれいな水がない国がほとんどで、その一つが東ティモール」と紹介。かつては水に苦労することはなかったが、焼き畑を進めたことで山から木がなくなり、湧き水が激減したと説明し、水場から家まで水を運ぶことが子どもたちの日課だと話した。

 エゴさんは水と緑を復活させようと、国内1500校余りの小学校すべてで学校農園の設置を進めるとともに、植樹した山の中に雨水用貯水池を築き、湧き水を復活させる取り組みをしていることを紹介。元の姿を取り戻しつつある様子を写真で示した。音楽家でもあるエゴさんは、自作の歌も披露した。

 この日は有終西小学校でも同様の授業があり、16日は上庄、小山両小学校で行われる。

 (正津聡)

日刊県民福井(福井) 5月16日付掲載

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