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「自然栽培」で農業PR JA愛知北 9月まで講座

2017年04月21日

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 JA愛知北(江南市)は今月から、化学肥料や農薬を使わない野菜の「自然栽培」の講座を始めた。管内では、徐々にこうした農業が盛んになっており、講師は「将来的には『愛知北といえば自然栽培』と有名になり、他の地域からも興味のある人が来るようになれば」と期待している。(鈴木あや)

(写真)野菜などの自然栽培に向けて、畝を作る受講者たち=愛知県江南市安良町で

 講座は同JAが農業を志す人や、日ごろ農業に触れない親子らにも体験してもらおうと企画。同県岩倉市で自然栽培の農業塾を開いている水野孝司さん(36)=同市北島町=が発案し、講師を務める。

 水野さんは15年ほど前から自然栽培に取り組む。除草法などを工夫し、肥料は米ぬかなどの自然素材でつくる「ボカシ」などを使用。「虫や草を敵とせず、楽しく気軽に野菜ができる。全ての植物は自然の営みに任せていれば育つ」と話す。

 講座は9月までの全12回で、基本的に毎月第1、第3土曜日に開催。江南市安良町の約500平方メートルの畑で、トマトやカボチャ、メロン、スイカなど受講者が好みの野菜などを育てる。

 第2回の15日には、受講する4組5人が畑で畝づくりを実践。今後は草との付き合い方や、ボカシのつくり方を学ぶ。

 参加者の一人で、30年ほど家庭菜園を続けている同県犬山市羽黒新田の林さん(62)は、これまでジャガイモの栽培には土づくりの一環で多くの石灰をまいていたが、土が硬くなり、逆に育ちにくくなることを知った。草も根まで抜かず、刈り取るだけの方がいい場合もあることを聞き、「自然栽培は安心だし、作業が楽になりそう」と喜ぶ。

 JA愛知北の青年部では、30人ほどのうち、他の地域より多い約4分の1が自然栽培をしている。JAによると、自然栽培の農家を目指す研修生を受け入れる農園が江南市にあり、周辺には若手が新規就農しやすい小規模な農地もあるためとみられる。

 受講者の定員まで3組分余裕があり、追加募集もしている。受講料は資材と教材費計9000円。(問)JA愛知北本店営農生活部=0587(55)2397

中日新聞朝刊(愛知) 4月21日付掲載

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