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生徒支える 太陽の光 多治見高同窓会が発電所

2017年04月06日

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22年度から 売電収入で奨学金制度

 岐阜県多治見市の多治見高校の同窓会は、創立100周年を迎える2022年度から、太陽光発電の収入を活用し、学業継続のために経済的に支援が必要な生徒を対象にした奨学金制度を設ける。同市笠原町の笠原クリーンセンター内に整備した発電所で4日、竣工(しゅんこう)式があった。(秦野ひなた)

(写真)同窓会が整備した太陽光パネル=岐阜県多治見市笠原町で

 同窓会は、創立100周年を前に、準備委員会を設立。記念事業の一環として、奨学金制度を検討してきた。県内の学校の先進事例を参考に、太陽光パネルを活用した事業を行うことにした。

 同窓会が発電所の用地の提供を市に依頼。市は市有地の無償貸与について定めた条例に基づき公益性が高いと判断したため、貸与を決めた。建設費用は3500万円で、寄付金などで賄う計画。

 奨学金は、経済的に支援が必要な生徒を対象に、一人あたり月額1万円の支給を想定している。人数は未定だが、将来的には部活動や学業などで活躍した生徒にも対象を広げたい考えだ。今後、選考方法などを検討する。

 発電所は1500平方メートルの敷地に、太陽光パネル372枚が並ぶ。年間11万キロワット時を発電。中部電力に売電し、年間約300万円の収入を見込む。

 式には関係者30人が出席。同窓会の伊藤良一会長が「次の100年を担う生徒のために役立つことをとの思いから、制度を設立することになった」と説明。生徒会長の3年山本さん(17)は「これまで以上に勉強や部活に集中できる環境をつくっていただけるのはありがたい」と感謝した。

中日新聞朝刊(岐阜) 4月6日付掲載

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