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コウノトリ抱卵か 越前市 有精卵なら来月誕生

2017年03月11日

 福井県は10日、越前市白山地区で営巣する国の特別天然記念物コウノトリのペアが産卵し、本格的な抱卵に入ったと推定した。有精卵ならば4月上旬に、野外のコウノトリとしては県内で53年ぶりのひな誕生を迎えることになりそうだ。

 同県自然環境課によると、県鳥獣保護委員や日本野鳥の会のメンバーらが1日当たり7時間以上の行動調査を行い、巣を離れた時間と巣に伏せた時間を計測。長時間離れることがなく、親鳥が交代しながら伏せている時間の割合が50%以上なら産卵、80%以上なら抱卵と推定する識別方法などを用い、兵庫県豊岡市の県立コウノトリの郷(さと)公園などと協議して最終判断した。

 調査データでは、伏せている時間の割合が3日の63%を皮切りに連日50%を超え、6日以降は80%以上が続いた。同課は3日未明に産卵し、6日から抱卵を始めたとみている。卵の数は不明。

 ペアは福井県が同市菖蒲谷町で飼育しているコウノトリのケージの上に営巣し、先月下旬には巣の下で割れた卵3個が相次いで見つかった。大事な時期だけに、同課は驚かさないように巣から150メートル以上離れての撮影や観察を呼び掛ける。

 地元のコウノトリ見守り隊長の加藤信之さん(69)によると、最近の報道を受けて、飼育ケージから30メートルほどの市道に駐車して撮影する人が増え、巣に近づこうとする人もいる。配慮を求める看板を近く設置する考えで、加藤さんは「コウノトリのストレスにならないように温かく見守ってほしい」と願った。 (山内道朗)

日刊県民福井(福井) 3月11日付掲載

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