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ホタルのビオトープ完成 知立南小児童が設計提案

2017年03月09日

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 愛知県知立市知立南小学校の6年生が設計から携わったビオトープが同市谷田町の農地に完成した。ホタルの幼虫を放流し、同校の環境学習などで活用する。

(写真)完成したビオトープにホタルの幼虫を放流する児童たち=愛知県知立市谷田町で

 ビオトープは、同町の自営業毛受(めんじょう)敏秋さん(68)が所有する約120平方メートルの農地に、水が流れる小川や池、築山などを設けた。丸太で造った橋をかけ、ツバキやサザンカ、ウドなどの樹木も植えた。

 同校では本年度からヘイケボタルの飼育を通した学習に取り組んでいる。自宅でも飼育している福井信也校長と毛受さんが話をするうちに「昔のようにホタルが飛ぶ場所に戻したい」とビオトープの計画が動き始めた。

 6年生100人が10月からどんなビオトープにするか話し合い、設計図を作製。同市西中町でホタルを育てるビオトープ管理士の信原真治さんが子どもたちの計画を具体化した。

 実際の造成では児童の父親による「とーちゃんの会」が活躍。重機による農地の掘り起こしや、水を流すホースを地中に埋めるための溝掘りなど3日かけて、完成させた。

 8日には児童が「ホタルランドみなみ」と名付けられたビオトープを訪れ、ホタルのエサとなるタニシとともに、幼虫50匹を放流した。男子児童(12)は「草だらけの土地に池ができていてすごい。ホタルが増えてくれれば」と期待した。

 土地を提供した毛受さんは「昔はこの辺りもホタルがたくさん飛び回り、特別な虫ではなかった。自然にホタルが舞い、地域の散歩道の1つにでもなれば」と話している。(土屋晴康)

中日新聞朝刊(愛知) 3月9日付掲載

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