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生物多様性 「石川宣言」実践へ提言 国連大学研究機関が報告会

2017年02月10日

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 生物多様性の保護について話し合うメキシコでの国際会議の場で、石川県の取り組みを紹介した国連大学の研究機関が9日、石川県金沢市のしいのき迎賓館で報告会を開いた。出席者は報告を踏まえ、同県七尾市で昨年採択された「石川宣言」が提言する担い手育成や地域活性化につなげる方策について意見を交わした。(中平雄大)

(写真)生物文化多様性を学ぶ地域や人材育成をテーマに意見交換するパネルディスカッションの参加者=石川県金沢市のしいのき迎賓館で

 昨年10月に七尾市で開かれた第1回アジア生物文化多様性国際会議では、世界農業遺産の「能登の里山里海」に代表される豊かな自然と、それに根差す多様な文化の保全への方向性を示す石川宣言が採択された。国連大学は同12月にメキシコで開催された生物多様性条約第13回締約国会議(COP13)に出席し、石川宣言の内容や県内での先進的な活動事例を広くアピールした。

 報告会には県内の行政担当者や研究者、学生、地域の実践者ら80人が来場した。COP13を振り返った国連大学サステイナビリティ高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット(OUIK、金沢市)の永井三岐子事務局長は「石川を生物文化多様性の学びの拠点にしたい」と語り、来場者にOUIKが進める人材育成や石川宣言の実践に向けた活動への参加を呼び掛けた。

 パネルディスカッションでは、研究者や地域の実践者ら8人が石川宣言を行動に移すための課題を話し合った。希少種のイカリモンハンミョウを象徴として能登の砂浜保全活動を先導する県立大名誉教授の上田哲行さん、米国から同県輪島市へ移住し環境教育などに取り組む萩のゆきさん、白山ろくで外来植物の駆除や湿原の保全事業などを展開する環白山保護利用管理協会理事の島由治さんが、それぞれの活動を紹介。具体的な行動へのヒントを探った。

北陸中日新聞朝刊(石川) 2月10日付掲載

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