CHUNICHI Web 環境ニュース

一覧

朝倉川の生物 図鑑に 桜丘高生研究成果 豊橋の小中学校に寄贈

2017年02月08日

170208-1.jpg

 愛知県豊橋市南牛川の私立桜丘高校生物部は、学校近くを流れる朝倉川の生物を研究した成果をリーフレット「朝倉川生き物図鑑」にまとめ、市内の全小中学校に寄贈した。市役所で6日にあった贈呈式で、部長の蒲野健一さん(17)=2年=らが山西正泰教育長に手渡した。 (阿部竹虎)

(写真)山西教育長(左端)に図鑑を手渡す蒲野さん(左から2人目)と部員ら=豊橋市役所で

 生物部員らは2年前から、川に入って生物を採集し、写真を撮影。ニホンウナギやアユ、ヌマガエルなど30種ほどの魚や爬虫(はちゅう)類を見つけ、うち24種の特徴や分布を写真付きで掲載している。

 蒲野さんが昨年9月、同市牛川町の飽海橋の上流で発見したミツガシワ科のアサザとみられる植物や、外来種のオオカナダモなど7種類も紹介。アサザは、県のレッドリストで準絶滅危惧種(国の基準)と絶滅危惧種(県の基準)に指定されている。

 リーフレットは1月に完成し、5000部を印刷。市自然史博物館(同市大岩町)や桜丘高の受付にも置いた。2200部が市内74の小、中学校に配布される予定で、朝倉川流域の学校には多めに贈る。

 蒲野さんは「作成には4世代の部員が関わった。川にはたくさんの生き物がいるが、ごみを捨てる人も多い実態も知ってほしい」と話した。山西教育長は「私立の高校生が公立校にプレゼントするのは良い取り組み。各校の授業で活用できるようにする」と応じた。

 生物部顧問の鈴木順久教諭(48)は「豊橋に豊かな自然があると知ってもらい、環境保全に取り組む人材が育ってほしい」と期待した。

 生物部が市内での研究成果をまとめたリーフレットは、太平洋岸に見られる外来植物をまとめた「表浜外来植物調査マップ」や、毎月の清掃活動を行う石巻山での「石巻山カタツムリ百科」などに続き、第5弾となる。小中学校への寄付は初めて。

中日新聞朝刊(愛知) 2月8日付掲載

2016 愛知環境賞

第75回 中日農業賞

地球のいのち、つないでいこう

中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ 記事全文へ バックナンバー一覧 記事全文へ 一覧 一覧 一覧 一覧 一覧 一覧