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学び場 1つじゃないよ 石川の教員や主婦ら 学校法人設立へ勉強会

2017年02月08日

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 宿題やテストに追われ、ゆとりがない学校教育の現状を懸念する石川県金沢市の教員や子育て中の主婦らが、子どもが自然の中で学ぶ楽しさを実感できる私立学校を石川県内につくろうと動きだした。文部科学省の認可を受けるため学校法人の設立を目指す。「ハードルは高いが、志のある人が集まれば不可能ではない。学び場の選択肢を増やしたい」と、メンバーは仲間を募っている。(押川恵理子)

(写真)石川県内で学び場の選択肢を増やそうと学校法人の設立を目指しているメンバー=石川県金沢市内で

 2016年9月にグループ「Earth Field(アースフィールド)石川県に新しい学校を創る会」を結成。体験学習に力を入れる県外の私立校の見学をはじめ、芸術を重視するシュタイナー教育などの勉強会や体験会を重ねる。

 代表に就いた金沢市の小学校教員(62)はテストや宿題の採点などが年々増え、子どもと触れ合う時間はどんどん減ったと話す。「自ら知りたいと思うことから学びは始まる。ドリル学習の多さに疑問を感じ、心が痛かった」

 現在の中心メンバーは10人ほど。金沢市の主婦、松木陽子さん(41)は小学4、6年の子どもを育てている。3年前に夫の転勤で海外から移住。「外から見た石川は学力が高く、山も海もあって子どもが伸び伸び育つと思っていた。実際はテスト対策ばかり」と落胆した。同じような思いを持つ金沢市の主婦、土倉若菜さん(34)らと知り合った。「先生は余裕がなく、不登校の子どもたちも増えている。受け皿が必要だと思った」と土倉さんは話す。

 「教育や子育てを一緒に考える仲間が増えてほしい」と、メンバーは勉強会などを企画。3月4日、4月1日にシュタイナー教育の勉強会、4月15〜18日には生命の誕生を見つめた映画「玄牝(げんぴん)」の上映会を開く。詳細はグループのフェイスブックに掲載。

北陸中日新聞朝刊(石川) 2月8日付掲載

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