
食は、自然やいきものの、いのちの恵み―「イタダキマス運動」は、身近な食べもの、そして「いただきます」という言葉を通じて生物多様性の恵みに感謝する、中日新聞の取り組みです。
※終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

今年の国際生物多様性年から、来年の国際森林年へ。木づかい月間の10月からはじめます。
愛知県・静岡県の森からいただいた木の端材、間伐材でできた「いただきます箸」。10月からEXPOエコマネーセンターとタイアップして、愛知県内の各市町村で行われるイベントに登場する出張エコマネーブースで、貯めたポイントを植樹に寄付いただいた方に記念品としてプレゼントします。森の機能を元気にする国産材の利用と、みなさんの森を想う気持ちが一体化した取り組みです。その開催情報は「EXPOエコマネーセンター公式サイト」や同サイト内のブログにて随時お知らせします。(箸がなくなり次第、終了いたします)。


食前に神様にお祈りをする国はありますが、「いただきます」のように、自然や生きもののいのちに感謝する言葉は日本独特と言われています。当運動の交流ツール「いただきます箸」を使って、いろんな国の方々に「いただきます」の意味や生物多様性の話をしていただける部活動・サークルなどの団体を募集します。
※終了しました。

「みんなの食べものは、どこから来ているかな?」
「毎日、自然やいきもののいのちを食べているんだよ」
「生物多様性は、みんなの身近な暮らしに関係するんだよ」
など、学校の授業や給食、学童保育で食べものやいのち、そして生物多様性のことを考える機会に、教材用の特別版紙面や「いただきます箸」などを、ご希望のクラスにお送りしました。
「生物多様性って、なんだろう?」
漢字をそのまま読むと「いろんないきものがいっぱい」ってことかな。「いろんな」や「いっぱい」じゃなくなったり、つながりがおかしくなると、何が問題になるんだろうー。
そんな疑問について考えるとき、身近な「食べもの」から連想してみよう。
「今、食べた物は、どこからきたの?」
田んぼや畑、海や里山、そこには自然やいきものの、いのちやつながりがあり、それが恵みとなって食卓に並びます。だったら、自然やいきものが「いろんな」や「いっぱい」なところで育った食べものは、おいしそう!
逆に、「いろんな」や「いっぱい」がないところでは、どんなことが起きるでしょう? いきものにとって生活しにくい場所、たくさん穫りすぎていきものがいなくなりそうな場所…。そこは「ヒト」といういきものにとっても、暮らしにくい感じがします。
手を合わせて「いただきます」− 食事の前にしていますか?
「いただきます」の語源はいくつか説がありますが、食事を作ってくれた人への感謝はもちろん、何より、自然やいきもののいのちをいただくことへの感謝の気持ちを、合わせた手にこめています。食事の前にお祈りをする習慣は海外にもありますが、それらは神様へのお礼です。
わたしたち日本人はずっと昔から、「食」の源である自然やいきものを思いやる心を持ってきました。それが「いただきます」です。こんなステキなことばを、ステキな気持ちで使う人が増えたら、10年、20年先には、もう一度「いろんないきものがいっぱい」つながるはず!

「イタダキマス運動」では、皆さんにおなじみのドアラが、教材や紙面で身近な食べものの源をたどっていきます。
そして、ご飯を食べるときに考えてもらえるように、日本の食文化には欠かせない「箸」にも思いをこめて、この運動だけの「いただきます箸」を作ります。この箸の材料は、奥三河や遠州地方の森にある、捨てればごみになる木の端材や、森林を守るために間伐した木です。
林業で働く人が減り、国産の木を使わなくなったことで、放置された森は自然の循環を失います。森林が荒れると、そこで生きる動植物が住みにくくなり、土の栄養分がわき水や川を通じて、海に運ばれなくなってしまいます。この箸をきっかけに、日本の森林のことも考える機会になればと思います。
10月に名古屋市で開催されるCOP10は、人といきものが共に暮らすための、とても大切な会議です。そして、10月以降は日本がリーダーになって、生物多様性について取り組んでいきます。
日本発「いただきます」の心が、いつの日か世界の「イタダキマス」になることを願って、さあ、はじめましょう!