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COP10 いよいよ目前に迫る

 COP10の開催がいよいよ一カ月に迫っている。

 その概要とスケジュールを見直しておこう。

 まず最初の一週間10月11日から17日までは、第五回目のカルタヘナ議定書に関わる会議が開催される。MOP・COP5とも呼ばれる。

 条約の枠組みのなかではあるが、150か国以上が批准している、現代的な技術を用いた遺伝子組替え体の国際移動に関わる議定書について、農業分野、リスク評価、バイオテクノロジー、法律などの分野の専門家を中心に議論が行なわれる。

 10月18日から、190以上の国と地域が条約の締約国として参加する、いわゆるCOP10が開催される。

 議論は、海洋・沿岸域、山岳、乾燥地、森林などの生態系のタイプごとのテーマ別領域と、気候変動や保護地域などの分野を横断的に議論する領域に会合を分ける形で議論を進める。

 その他にも、お昼や夕方の全体会合や部会が開かれていない時間帯を利用して、サイドイベントが開催される。ここでは、科学者、非政府組織、産業界が連携、あるいは時には激しく意見を対立させながらイベントが開催される。

 また、週末には日本のNGOや地元の団体の厚意により、国際的なゲストを含む訪問者を対象にしたエクスカーションや遠足などが企画されている。

 COP10支援実行委員会アドバイザー 名古屋市立大学大学院経済学研究科准教授 香坂 玲

 生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)公式ウェブサイト


著者プロフィール

香坂 玲(こうさか・りょう)

静岡県生まれ。東京大学農学部卒業。ハンガリーの中東欧地域環境センター勤務後、英国で修士、ドイツ・フライブルク大学の環境森林学部で博士号取得。2006年からカナダ・モントリオールの国連環境計画生物多様性条約事務局の勤務を経て、4月より現職の名古屋市立大学大学院経済学研究科の准教授(林業経済、環境政策論)。COP10支援実行委員会アドバイザー。国連大学高等研究所客員研究員を兼務し、里山の評価などに参画。

著書『いのちのつながり よく分かる生物多様性』<中日新聞社刊>発売中。

地球のいのち、つないでいこう

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