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2010年「国際生物多様性年」の幕開け

 いよいよ2010年です。国際生物多様性年の幕開けと同時に、今年10月には、愛知県名古屋市で生物多様性条約の第10回締約国会議が開催されます。

 また、本年は1月1日から12月31日まで、国連が定める国際生物多様性年です。国連環境計画だけではなく、生物多様性について私たちの暮らしとどのようなつながりがあるか知ってもらおうと国連全体が取り組むキャンペーンの年です。

 国際的には1月11日にドイツのベルリンにおいて、メルケル首相も同席して国際生物多様性の年が発足するのを皮切りに、1月21日から22日までパリのユネスコなどで生物多様性の展示や発表が行われます。また、地元の愛知県をはじめ中部地区で座談会が開催されるほかCOP10支援実行委員会が俳句を通じた国際交流などを企画しています。12月には、石川県で一年を締めくくるクロージングイベントが予定されています。

 昨年末には、昨年7月に愛知県が実施した調査で、「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」の開催地・開催時期に関する認知について、愛知県民の7割の方が「知らない」という厳しい数値も出ました。地元で会議が開催されるということで、東海・中部地区で、今年は一気に知名度を上げていきたいところです。

 生物多様性という言葉や内容について知ってもらうことも大事ですが、それが私たちの生活や発展途上国を含む世界の人々の生活とつながっていることを知ってもらうことが重要となります。

 世界各地の自然史の博物館や科学者も参加する形で、さまざまなイベントが開催される予定です。本年は、アフリカで初めてワールドカップが開催される年にも当たり、南米やアフリカなどでも、スポーツや食のイベントと連携しながら、さまざまな催しが予定されています。皆様も是非関心をもっていただければと思います。

 COP10支援実行委員会アドバイザー 名古屋市立大学大学院経済学研究科准教授 香坂 玲

 生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)公式ウェブサイト

関連ニュース

国際生物多様性年の公式ウェブサイト(英語)
http://www.cbd.int/2010/welcome/
自然観を俳句で COP10で各国から公募、シンポなど計画(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/cop10/list/200912/CK2009123102100004.html


著者プロフィール

香坂 玲(こうさか・りょう)

静岡県生まれ。東京大学農学部卒業。ハンガリーの中東欧地域環境センター勤務後、英国で修士、ドイツ・フライブルク大学の環境森林学部で博士号取得。2006年からカナダ・モントリオールの国連環境計画生物多様性条約事務局の勤務を経て、4月より現職の名古屋市立大学大学院経済学研究科の准教授(林業経済、環境政策論)。COP10支援実行委員会アドバイザー。国連大学高等研究所客員研究員を兼務し、里山の評価などに参画。

著書『いのちのつながり よく分かる生物多様性』<中日新聞社刊>発売中。

2016 愛知環境賞

第75回 中日農業賞

地球のいのち、つないでいこう

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