アラスカに暮らす

暑い夏はスポーツだ 〜アラスカに暮らす(69)〜

2012年07月23日

アラスカに暮らす(69)

 真冬は時にマイナス50度の寒さにもなるフェアバンクスの街も、真夏には35度を超える日もある。冬が長い土地柄とあって、犬ぞりやクロスカントリースキーなどのスポーツが盛んだが、夏は夏で、サッカーや野球、テニスなどの屋外スポーツが人気だ。

 息子はユースのサッカーチームに所属している。サッカーフィールドに行くと驚くのが、その試合場の数の多さ。大、中、小、ミニ合わせて32もの試合場があるのだ。さすがに土地が広いアラスカならでは。対戦チームは年齢ごとに区分けがなされ、1番幼い子どもたちは4歳から試合に出場できる。息子は7歳から9歳までが参加しているクラスで、各チームは、ほぼ子どもたちが通う学校ごとに組織されている。

 毎週金曜日の試合は夕方6時から始まり、各試合場では、夜10時までの間に計4回の試合がある。6月の夏至の日を前後して、日没が深夜0時を過ぎるので、照明設備がいらないのも大きな特徴だろう。

 気になるチーム名はというと、特にはないのだが、「レッドチーム行けぇ!」「ブルーチームそこだぁ!」と、試合を見守る家族たちは声援を送っているので、着ているシャツの色で何となく決まるようだ。シャツの胸には、Tシャツを提供してくれたスポンサー名が大きく印刷されているので、強いて言えば、それがチーム名と言えなくもないのだが。

 ちなみに、息子のチームのスポンサーは、「サニカン」という工事現場やイベント会場で活躍する仮設トイレの会社。さて、夏の試合は、先週その最終日を迎えたのが、「サニカンチーム」の勝敗結果はというと、0勝6敗。そう、夏のスポーツは楽しむことに意義があるのだ。

ゴール前のつばぜり合い。子どもたちが団子になってボールに集まってくる=米国アラスカ州フェアバンクスのサッカー競技場でゴール前のつばぜり合い。子どもたちが団子になってボールに集まってくる=米国アラスカ州フェアバンクスのサッカー競技場で

プロフィール

河内牧栄(かわうち・まきえい):ネーチャーガイド兼写真家

1966年、岐阜県各務原市生まれ。日本大芸術学部卒業後、大手出版社に勤務。退社後、30代で一人旅をしたアラスカの大自然に魅せられ、2003年に移住した。ネーチャーガイド兼写真家。アラスカ州フェアバンクスに妻(48)と長男(7)の3人暮らし。

ホームページ:「ネイチャーイメージ」

※「アラスカに暮らす」は中日新聞朝刊に毎週月曜日に連載されています。

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